ウルトラマンA第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」に登場。
突然異次元空間に現れる巨大な目がグリグリと動くと、地上の女性に狙いをさだめた。そして砂竜巻が起こると蟻地獄に女性は吸い込まれてしまった。この時の巨大な目こそが地底エージェント・ギロン人のそれだったのです。
地底エージェントという肩書きから、ギロン人は異次元人ヤプールの手先だと思われます。大蟻超獣アリブンタを操っていることからも、そのことが伺えます。どういった経緯でヤプールの先兵となったかは定かではありませんが、彼自身の野望は、東京を壊滅後、地底に要塞を作ることだと豪語しております。そのためにアリブンタにO型の血液の女性を次々と襲わせるのですが、東京中のO型の女性がいなくなったとしても、壊滅まではほど遠いと思います。また、地底に要塞を作るのは、地上を壊滅させなくても出来るような気もしますが、そこにはきっと深〜い考えがギロン人にはあるに違いありません。なにしろウルトラマンエースを地底に誘い込み、まんまと罠にかけてしまったほどの頭脳の持ち主。その後ゾフィーが現れなければギロン人の勝利となっていたことでしょう。
しかし後がいけません。計画がばれると地上に自ら出現し、アリブンタとともに破壊活動にいそしみます。力押しです。やがてゾフィーとエースのタッグにあえなくやられてしまいます。やはりギロン人は最後まで知性派であったほうが良かったのではないでしょうか。
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