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■2004-08-30 |
帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」は、今でも心にしみ入る名作中の名作ですね。それに登場したムルチも、ストーリーにあった、どこかもの悲しさをただよわせる造型をしております。 今回製作したのは、その初代ムルチではなくウルトラマンエース第7・8話の前後編に登場した2代目です。7話「怪獣対超獣対宇宙人」のラストに突然地中から現れたこの2代目、初代はジャックこと新マンに倒されていますから、同種の別個体ということでしょう。 登場の仕方があまりに唐突でしたが、妖星ゴランの接近の影響か、はたまた地上があまりにうるさくて「何をゴタゴタやっとんじゃい、うるさくてゆっくりねむっとられん!」と目覚めてしまったといったところでしょうか。しかし7話ラストで登場して、前編を盛り上げるだけ盛り上げておいて、8話冒頭でいきなり超獣ドラゴリ−にやられてしまい、あまりにあっけない感じがしますね。 結局彼はストーリーの盛り上げ要員兼、超獣の強さの引き立て役で終わってしまいました。もう少し活躍してもよかった気がします。 |
初代と2代目の違いはあるのでしょうか。 見たところ頭の造型はほとんど同じと言ってもいいと思われます。それにくらべボディのほうは2代目のほうが若干スリムな感じをうけます。また、尾の先端上にあるひれも初代とは異なっているようです。 この違いは初代スーツが劣化したためなのか、あるいはアトラクション用スーツの流用だったのか、私としては判断がつきません。 塗装についての違いは、初代が水色をベースにしているのに対し、2代目は銀色というイメージが強かったのですが、資料やDVDを良く見てみると、青みがかったグレーに身体のラインにそってシルバーを吹いているといった感じでした。また初代同様、背中に水色の斑点がいくつか見られます。ただ数は初代より少なめのようです。 しかし、今回塗装をしていて、目の色がまるでイクラのようだなと気付きました。これもムルチがサケをモチーフとした怪獣だからでしょうか。 |
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