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KOJIKADO
作品展示:巨大ヤプール


■2005-03-06

ウルトラマンエース第23話「逆転!ゾフィ只今参上」に登場。

謎の老人が奇妙な唄とともにあちこちの街に現れた。老人の唄に導かれた子供たちは次々とその姿を消す。このままでは世界中の子供たちが消えてしまう。子供のいなくなった人類に未来はない。これは異次元人ヤプールの策略に違いない。タックの開発した新型マシンにより単身異次元世界に飛び込む北斗星司。そして南夕子もゾフィの力をかり、異次元へと乗り込む。そこで2人はエースに変身、エースを抹殺するため全ヤプール人が合体した姿、それが悪の超人、巨大ヤプールだ!ここにエースとヤプールの最終決戦が開始された!


ウルトラマンエースのレギュラーの敵役として現れた異次元人ヤプールは、地球上の生物と異次元の生物を合体させ、怪獣を超えた巨大生物、超獣を使って3次元世界への侵略を狙います。今回制作した巨大ヤプールはヤプール人の戦闘形態といえますが、ウルトラマンクロニクルによると、閻魔大王とカニがモチーフだとか。なるほどカニってゆーのは納得できます。初めて目にした時は、ふだんのひょろりとした姿とはあまりに違うことにとまどいも感じましたが、他の怪獣に類を見ない、特異なデザインだと思います。

おまけとして制作したヤプール人ですが、劇中では常にくにゃくにゃとゆがんだ異次元世界にいるため、細かい形状までは把握できませんでした。しかしリーダー格のヤプールは頭部の形状が、他のそれとは異なっているようです。話数によって球状のものがついていたりしますが、今回はメガネ状のものが付いている方を立体化しました。このヤプール人、いつもハイテンションなしゃべりが印象的でした。

「ヤプール死すとも超獣死なず。怨念となって必ずや復讐せん!」エースとの対決に破れた巨大ヤプールは、この言葉を残し爆散します。しかし言葉通り、その後もヤプールの意志を継いだマザロン人の登場や、残党である女ヤプールの出現、そして最終回にはサイモン星人の子供に化けてエースに復讐をしかけてくるのでした。
倒しても倒しても何度もよみがえってくるヤプール、いったいヤプール人とは何者なのでしょうか・・・?


【ヤプールとは何か】

ヤプールとは、その名称から「ヤフー・ピープル」の略なのではと思えます。ヤフーと言えば、今や検索ポータルサイトでもおなじみですが、語源はスウィフト作「ガリバー旅行記」からとられていると言われています。ガリバーが「小人の国」に行ったことは絵本等にもなって有名ですが、その後「巨人の国」「空飛ぶ島ラピュータ」「馬の国」にも訪問します。そしてこの「馬の国」にヤフーなる生き物が登場するのです。沼正三著の「家畜人ヤプー」をご存知の方も多いと思いますが、このヤプーもガリバー旅行記のヤフーの影響を受けているようです。さて、そのヤフーとはいったいどんな生物だったのか・・・・。

馬の国にたどり着いたガリバーは、そこでとても理性的で知的な馬たちと出会います。彼等は馬の言葉を話し、自分たちのことを「フウイヌム」と呼びます。だがその国には彼等以外に、とても醜悪な動物がいたのです。それは不潔で強欲で好色で非常に乱暴、なんともおぞましい「ヤフー」と呼ばれる生き物だったのです。ヤフーに嫌悪感を抱いたガリバーですが、馬の眼から見るとガリバーもヤフーと区別がつかなかったのです。そう、ヤフーとは人間そのものだったのです。


ヤプールとは、人間それ自身なのではないでしょうか。人間の欲望・怨念の具現化したもの、そんな気がしてなりません。だからこそ、一度はエースに倒されるも、その後何度も復活をはたしています。人の心に欲望や怨念があるかぎり、ヤプールは再び我々の前にその姿を現すのかもしれません・・・。

異次元人ヤプール
■2006-09-18追記

2006年9月16日、劇場版「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」にて、ヤプールは復活しました。 やはり怨念そのものであるヤプールを完全に滅ぼすことは不可能なのです。しかし、ウルトラ戦士たちがいるかぎり、希望の光もまた滅びることはないのです。

巨大ヤプール原型制作日誌はこちら

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