ウルトラマンエース第７話「怪獣対超獣対宇宙人」・８話「太陽の命エースの命」に登場。
ウルトラセブンに登場した親の仇を打つために地球にやって来た２代目、結構情が深いのか？

人類の前に登場するや、地球に衝突しようとしている妖星ゴランを打ち落とす惑星間ミサイル・マリヤ１号を破壊してしまいます。１号を破壊しただけでは安心せず、その後タック隊員山中の婚約者、マヤの身体に乗りうつり、マリヤ２号の破壊工作を目論見ます。

マヤ役の方は当初「南夕子」役のはずだったのに、けがで降板した「関かおり」さんだということは、ファンの皆さまはご存知かと思います。彼女に憑依していることや、その女性的スタイルから、メトロンは女か？とも思ったのですが、いやいや、絶対男だよ、ジュニアってゆーくらいだから。

狡猾な作戦でエースを大ピンチに追い込んだメトロンですが、最後はエースの必殺バーチカルギロチンにより、真っ二つにされてしまうのでした。しかしこのバーチカルギロチン、全長数十メートルにおよぶギロチン光線って、受ける身としてはさぞ恐ろしかったことでしょう。

初代メトロンのフォルムはそのままに、アレンジを加えた感のあるメトロンＪｒですが、オレンジ色の頭部とブルーの体色のコントラストが鮮やかです。まるで笑っているかのような、ちょこんとした口がおちゃめ。ちなみにのぞき穴はここにあります。腕の先からビカビカッと光る光線を発射するのが印象深いですが、実際は牽制程度の威力しかありませんでしたね。

今回の塗装は巨大化時のものとしました。等身大の時は、手のビラビラがオレンジがかっていたりします。これは、特撮パートを取り終えた後にドラマパートの撮影をしたためではないかと思われます。顔なんか結構汚れていたし。

エースバリヤーによって空気のさけめ（？）に閉じこめられた時、丸いカプセルの中で体育座りでボケーっと寝ていた姿は、かわいらしさも感じられました。なんか憎めないぞメトロンＪｒ。